書店員のおすすめー2026年10月
三省堂書店で仕入を担当する書店員が毎月のおすすめをご紹介。
膨大な出版物の中から、今おすすめの一冊を選ぶ——。
三省堂書店で仕入を担当する書店員が、毎月のおすすめ本をご紹介します。話題の新刊はもちろん、埋もれた名作や季節にぴったりの一冊など、選書の視点は“売場の最前線”ならでは。
日々の暮らしに寄り添い、ちょっと豊かにしてくれる本との出会いを、どうぞお楽しみください。
『仕事が速い人がいつも頭においていること』とあるコンサルタント/サンマーク出版
戦略系コンサルの第一線で働く著者が、現場で磨いた仕事術を凝縮。大切なのは作業を急ぐことではなく、終わらせ方を決め、仕事そのものをコントロールすること。仕事の始め方・進め方から、会議や発言、地力の磨き方、人間関係まで、仕事を速くする思考を幅広く解説。目の前のタスクに追われる毎日から抜け出し、「余裕」を取り戻したい人におすすめの一冊です。
『生きて行く私』宇野千代/KADOKAWA
10月からは始まったNHK朝ドラの主人公のモデル 宇野千代さんの自伝。明治、大正、昭和、平成と生き抜いてきた女流作家が、波乱の人生行路を率直に綴ります。恋にも仕事にもまっすぐで、破天荒ではありながら、自分に正直で生涯好奇心を持ち続け自らの人生を切り開いていく、明るく力強く生きた人柄が伝わります。
プレイバック書店員のおすすめ 2016年10月
懐かしいあの本・今も人気のあの本。
過去のおすすめも出会ったときが新刊です。
『ここまで変わった日本史教科書』高橋秀樹、三谷芳幸、村瀬信一/吉川弘文館
「いい国つくろう鎌倉幕府」このように覚えた人は多いのではないでしょうか?実は、今の子どもたちは「いい国つくろう源頼朝」と教えられていて、西暦1192年は「源頼朝が征夷大将軍になった年」ということだけなんだとか。本書では日本史教科書最近の変化とその根拠となる研究について、教科書の専門家がわかりやすく解説します。
『みかづき』森絵都/集英社
学習塾を舞台に奮闘する家族を、戦後から平成まで三世代にわたって描いた著者5年ぶりの小説。激動の時代を先頭で拓きつづけた教育の物語でもあり、理想と現実の隔たりに苛立ちながらぶつかりつづけた家族の物語でもあり、一冊をとおして「学ぶとは何か」を深く考えさせる2016年必読の大作。※当時は単行本でしたが、2018年に文庫版が発売されました。
『その靴、痛くないですか?』西村泰紀/飛鳥新社
靴の中敷調整を専門とする神戸にある老舗靴店の店主西村さんが教えてくれる靴にまつわる正しい知識。「歩くたびパカパカかかとが出ちゃう!」「幅広だから合う靴がない!」靴の悩みは実は毎日履くものだからこそつきません。そんな悩みのある方には是非一読していただきたい1冊です。※当時は単行本でしたが、2018年に文庫版が発売されました。
2026年10月9日 更新