6/5発売 辻村深月 渾身!! 令和に読むべきミステリー長編「ファイア・ドーム」
「かがみの孤城」で2018年本屋大賞1位に輝き、同世代中心に熱い支持をあつめる辻村深月 渾身の現代長編ミステリー「ファイア・ドーム」が、6月5日に発売されました!!執筆開始から7年、『噂』を主役とした今作は、発売前から多くの書店員が“2026年を代表する話題作”と太鼓判を押す期待作です。「震えるほど引き込まれ、ページをめくる手が止まらない」ので、上下巻あわせてのご購入がおすすめです!!

「ファイア・ドーム」特設サイトでは、物語を読み解く「5つのキーワード」、登場人物紹介など、たくさんのコンテンツが公開中。ぜひご覧ください。
事前にプルーフを読んだ三省堂書店各店のスタッフが震えた“期待の新作”ぜひお見逃しなく!!
<三省堂書店スタッフ感想コメント>

★衝撃的な事件に魅了され、噂を娯楽として楽しみ騒ぎ、そして忘れていく。 実体のない「世間」はなにより恐ろしいのかもしれない。 被害者にも加害者にもなり得る、いまを生きる私たちに突きつけられる一冊。(有楽町店 田口やよい)
★「物語」は複雑なことを理解するために人間には必要なものなのだろう。ただその「物語」はときに真実を覆い隠し、暴力的になりうる。SNSによって、”わかりやすさ”や”面白さ”が瞬時に拡散される時代を、鋭く映し出す作品だった。(アトレ上野店 石井淡紅子)
★本当に様々な人の感情を感じましたが、個人的に大西さんが印象に残っています。悪意は無いが他人を本当に鑑みる事は出来ず、僅かな気遣いや優しさを出す事でその日を片付けて次に行く。多分そういう人が世の中に多くて、これからも噂は気楽に消費されるのだろうと思いました。私もそうですが、作品を読んだ人が実際のニュースを見る時にこの作品を思い出して、自身の関心の矛先を考えられたらと思いました。(名古屋本店 A.K.)
★根拠の無いただの噂が火種となり人を傷つけていることに恐怖を感じました。SNSが普及し情報が溢れかえる現代を生きる私たちが無意識のうちに火を燃え拡げる側にならないために読むべき1冊です。(経堂店 S.T)
★すっかり涙もろくなりました。どん底の上巻から一転、下巻では、ある瞬間、 思わず「本当に良かった……」と安堵の涙が零れました。 過去と現在、複数の事件と人々とが複雑に絡み合うさまは、令和版『人間の証明』と思える壮大な物語でした。 現実に起きた事件が同じような疑心暗鬼と、出所不明な噂や妄言を生んでいるように思います。 ヘンな言い方かも知れませんが、 虚偽(フェイク)に立ち向かう、ほんとうの虚構(フィクション)の力を貰いました。(アトレ秋葉原1 竹村真志)
★噂という真偽不明の無責任な火の粉がいつしか街を覆いつくす巨大な火事となる。一度は鎮火したように見えてもくすぶっている。物語の全貌を知るのが怖いのにページをめくる手を止めることが出来ない。(岐阜店 足立美代子)
★刺激的な噂話にはワクワクしてしまう。 だからこそ、ファイア・ドームを読んで鳥肌がたった。私の好奇心も見知らぬ誰かを火だるまにしたのではないかと思い怖くなった。噂の連鎖が新たな事件を呼び起こしていく… 。希望があるって信じていい?と願いつつ、ページをめくる手が止まらなかったです(企画事業担当 後藤真美子)
★その場に居たような心理的な疲れと結末の光に、読後、心が静かになりました。物語の中の出来事だけど、読者の私に課題を突き付けられた様な気がします。ニュースのコメント欄をスクロールし、新しい情報を探してしまう行動に この作品は、これからも心に静かに確実に残る作品になりました。(名古屋本店 伊藤智景)
★確かに、読み続けていく中で苦痛を感じた瞬間があった。過去を思い出し、罪悪感に塗れる瞬間があった。それでも、物語に惹かれ続けて一心不乱に読み切るだろう。言伝にこの作品の良さが広まることを強く望んでいる。(経堂店 R)

★何気ない言葉や憶測でも、人を追い詰め、現実を歪めてしまうことがある。その連鎖が新たな事件を引き寄せていく展開に、思わず背筋が寒くなった。 この物語はフィクションにとどまらず、現実を生きる私たちにも重なる部分があるように感じる。 興味を惹きつける展開が続き、気づけばラストまで一気に読み進めてしまった。(池袋本店 M.Y.)
★忘れざる夏。感じる違和感に、やはりと息を呑む。報道も噂も渦巻く負の感情も祈りも絶望も希望も勇気もみんなこの中にありました。(企画事業担当 たなか)
★状況や心情があまりにも生々しく、自分の身に起きているようで引き込まれました。数々の噂に翻弄されながら、当事者により真実が明らかになっていく過程がとても面白かったです。同時に、噂によって優しい人を傷つけることがあってはならない、と身が引き締まる思いがしました。(企画事業担当 S)
★とてつもなく長く、緻密。だがその厚みこそが現実の事件のような実在感を生んでいる。積み重なる噂話の連鎖が、これほどまでに恐ろしいとは思わなかった。(店売推進担当 杉浦正人)
★「圧巻」です。 良識や分別の認識が揺らぐ読書体験でした。 人間の愚かさは時に仕立て上げられる。その時自分は、加害者なのか被害者なのか。思考がまとまらない読後感を忘れられません。 どの時代でも「今」読むべき大作です。(東京ソラマチ店 C・S)
★「どうか、どうか」と祈りながらページをめくる手が止まらない。現実の不幸なニュースに対しても、哀れみと不安を、いつの間にか好奇心が上回り軽薄に消費していないか。今この時代に読む意味があるミステリー。(企画事業担当 佐藤春奈)
★手にとって眺めているつもりでも、そのファイア・ドームを揺さぶっているのは自分なのかもしれない。そう気づいた瞬間、物語の中で立ち尽くしていた。痛みを感じているのに、それでも知りたいという感情の間で戸惑い続けた。この物語がたどり着いた先に見えた希望を私も信じたい。(東京ソラマチ店 安田美重)
★悪意が無いからこそ勝手な発言で噂が噂を呼び、自分が誰かを傷つけているかもしれない。でも知っていることの優越感ってやっぱりすごい。自分の発言の正しさについていま一度考え直したくなった。(アトレ上野店 山口奈美子)
★手頃な娯楽としての噂が、どれほど恐ろしいのか考えさせられました。簡単に広がるからこそ膨らむ噂と、それを否定することの難しさが巧みに描かれていて、すぐに拡散できてしまう今だからこそ、読んでいて心に残る作品でした。(そごう千葉店 A.Y)
↓↓以下は2章までのプルーフを読んだ感想です。物語の続きを求める、悲鳴混じりの感想をお楽しみください。↓↓
★事実と虚偽が錯綜し、それらがあたかも真実であるかのように噂として拡散され、事態が悪化していく過程には強い苦しさを覚えました。現代を生きる私達にとって、無関係とは言えない話でとても興味深かったです。25年前の事件とどのように絡んでいくのか、続きがとても楽しみです。(池袋本店 矢野桃太郎)
★誰でも加害者に仕立てられてしまう可能性がある。噂話は怖い。集団催眠のように起こった現象は悲劇的だ。物語は登場人物1人の視点だけでなく複数人の視点から語られる。読み応えと没入感がとてつもなく高い。続きが気になって仕方ない。(池袋本店 M.F.)
★SNSで誰かが裁かれる「いつもの光景」が、これほどまでに恐ろしく、痛い。 自分の言葉がどう独り歩きするかわからない怖さに、感想を書く指が震えました。 情報に飲み込まれる前に、ぜひ読者の方の目で確かめていただきたい作品です。(池袋本店 松山侑希)
★鉄1kgと綿1kg。どちらが重いかと聞かれれば、どちらも同じだけれど、作品に感じた重さは後者。主人公に同調して零れた涙は、違う視点からだったらきっと出なかった。言葉ひとつ行動ひとつの重さが痛くて辛い。(池袋本店 C)
★SNSを中心に回る現代社会。 衝撃的なニュースに参加したがる無関係な人々の興奮する声と、真実が歪み崩れていく破壊音が聞こえてくるようでした。 今この時代に最も刺さるミステリー。(有楽町店 田口やよい)
★『悪意の無さ』が周りに振りまく災害を目の当たりにするようだった。『噂をする行為』が罪に問われるなら自分も誰かの加害者になっているかもしれない。(成城店 K.M.)
★この先の展開を憂いながらもページをめくる手が止まらない。そんな風に思わせてくれる作品に久々に出会いました。噂を鵜呑みにする人間のなんと愚かで悲しいことか。(名古屋本店 やま)
★とにかく早く先が読みたい!複数人の視点と心理描写が読む手を止めることなく物語の中へ引きこんでいきました。信頼していた者からの裏切りとも思える行動が美冬を追い詰めていくなかで、一番責められると思っていた人物たちからの意外な一言と温かさに、まだ2章ではあるが一瞬救われました。この先、25年前の2つの事件に繋がるのか?光汰朗くんは見つかるのか?一度切れてしまった関係は修復されるのか?結末まで見届けたい作品です。(東京ソラマチ店 Y・S)
★善意と真実が少しずつ歪んでいくさま。事件への興味と噂話なんて誰でも経験があるからこそ恐ろしくて、でも気になってしかたない。とにかく今言えることは早く続きを読ませて下さい!(アトレ上野店 山口奈美子)
★どうしてそんな話がまことしやかに囁かれるのかと憤りを感じた一方で、息を吸うように誰かの噂をしている現実に気づき、愕然としました。人が噂というあまりにも軽い銃の引き金を握っている恐ろしさを感じました。(札幌店 K)
★SNSなどでたくさんの曖昧な情報が飛び交っている今だからこそ、読むべき本だと思いました。また緻密に構成されたストーリーに引き込まれ、読む手が止まらなくなるほど没入しました。続きが楽しみです。(名古屋本店 下村優和)
★タイトルのファイア・ドームって何だろう?と思いながら読み進め、いざ意味がわかった瞬間、背筋にゾワッとしたものが走りました。 明確な悪意がないのに、怖くて仕方ない! でも読むのをやめられない!!(企画事業担当 後藤真美子)
★奥歯に力を込めて読んでしまうほど、胸をかきむしられ面白いミステリーは、始めてです!追い詰められてゆく美冬を、次は誰が助けてくれると、信じページをめくる、だけど…だからこそ2章のラストに涙が出そうになりました (名古屋本店 C.I)
★国の行く末を左右する大事も噂が強い影響力を持ってしまった今、人の関心や噂が些細な所から発生しつしまう様は特に恐ろしく、しかし目を反らせない物語だと思いました。(名古屋本店 K・A)
★止した方がイイのに、見届けなければならないような、擁護してくれる人を探してしまうような。そんな気持ちを理解っていたので、当時を思い出し、吐きそうになりました。 早く続きを。 でないと、救いが、ない。。。(アトレ秋葉原1 竹村真志)
★辻村先生が現代ミステリーの王道をしなやかに歩く音が聞こえました。今辛い展開ですが、誰かを助ける為に強くあれ!と、祈る気持ちです。(神田神保町本店 長島千尋)
★「噂」はあいまいで残酷だ。善意も悪意も巻き込み、火種となり広がっていく。第三章以降を読み進めることへの期待と不安という、相反する感情がせめぎ合い、チリチリとした痛みを感じている。(東京ソラマチ店 安田美重)
★対岸の火事なら、傍観者という立場なら、悪意なくたやすく人を傷つけるのが人間だなと感じました。事件に魅了され、好奇心でページをめくっている自分もまた物語の傍観者として登場する人物の1人なのでは、と気づいたときハッとしました。(東京ソラマチ店 S・C)
★とある地域で起きた二つの事件。あることないことが、本人たちをおいてどんどん膨らみ、関係者たちをも巻き込んで燃え上っていく。虚構に埋もれる真実に、読んでいる私もその関係者ではいかと手が震えました。(企画事業担当 たなか)
2026年6月5日 更新