教養をつけたい。知識を深めたい。勉強をしたい。今の自分を一歩進めて少しだけ新しい自分になりたい時にオススメの本を集めたのが「知の旅へ」レーベルです。
『日本の歴史をよみなおす』網野善彦/筑摩書房
宮崎駿さんはこの本の著者網野善彦さんの著作に大きく影響を受けたと言われています。日本の中世は農耕社会だったというイメージに疑義を呈して日本中世の真実とその多彩な横顔をわかりやすく語ったのが本書です。そんな網野さんの著作に書かれているような日本史の外に生きた人々を描いたのが映画「もののけ姫」だそうです。
網野善彦さんがいなかったら「もののけ姫」はなかったかもしれないと考えると読んでみたくなりますね。(R.S.)
教科書には貴族や武士、大都市の町人文化などは載ってるけど、教科書に出てこない「その他大勢」の人たちってどんな暮らしをしていたのだろう?積年の疑問に答えれくれたのがこの本でした。(M.Y)
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『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』サンキュータツオ/KADOKAWA
『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』サンキュータツオ/KADOKAWA
一度辞典の編集者による座談会を行ったことがあります。辞書は色々あってどれを選べばいいかわからないという方が多いのではないでしょうか。その時に例にでた「花」という言葉の意味をご紹介いたします。辞書で定評のある三省堂で出版している「大辞林」で「花」の意味を調べると「一定の時期に枝や茎の先端などに形成され,受精して実を結ぶ機能を有するもの。・・・(長い)・・・」とありますが、同じ三省堂でも「三省堂国語辞典」で「花」の意味を調べると「植物で、いちばん目立ってきれいな部分」とあります。文系の私は「三省堂国語辞典」に少し傾きます。岩波書店の「岩波国語辞典」だと「ある時期に開き、多くは美しい色やよい香を有する、高等植物の繁殖をつかさどる器官」とバランスが良くなります。
日本語の言葉の沼にはまると抜け出せなくなるかもしれないので気をつけた方がいいかもしれません。(R.S.)
学生の頃、こんなふうに辞書の面白さを教えてくれる先生がいてくれたなら…面白くて役に立つ1冊です。解説は「舟を編む」の三浦しをんさん。(N.K.)
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『ビートルズ全詩集 改訂版』ビートルズ、内田久美子(訳)/ソニー・ミュ−ジックパブリッシング
『妄想とツッコミでよむ万葉集』三宅香帆(著)、相澤いくえ(絵)/大和書房
元号が「令和」になった時に「万葉集」から引用されたということで書店は万葉集の特需に沸きました。万葉集には柿本人麻呂や山部赤人といった伝説的な宮廷歌人をはじめ、現在の私たちの心にも響く名歌が収められています。歌を詠んでみると昔も今も恋愛や庶民の貧しさは変わらないのだなあと思います。
この本は妄想やツッコミを入れて歌の隠れた魅力を浮き彫りにします。(R.S.)
お客様が購入しているのを見て面白そう、と購入した一冊。予想を遥かに超える面白さでした。こんな解釈の仕方があるのか!と衝撃の連続です。(N.K.)
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『コンビニ人間』村田沙耶香/文藝春秋
『数学物語』矢野健太郎/角川学芸出版
小学生まで算数は得意科目でしたが中学に入ってその名が数学に代わってから一番苦手な科目となってしまいました。高校3年になって授業が大学を文系受験するクラスと理系受験するクラスに分かれて数学の授業が無くなった時にはほっとしたものです。大学も文学部でしたのでそれ以来数学とは疎遠になっていました。
この本は題名に「物語」とあるように数学の入門書ではなくて数学の楽しさを伝える本なので、私のような数学オンチな方でも大丈夫です!(R.S.)
ヨーロッパ人は10本の指で計算する。アフリカは1・2・たくさん 数学はその土地ごとに必要に応じて発展してきた。世界中の面白いエピソードが盛りだくさん。(T.I.)
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『14歳からの哲学』池田晶子/トランスビュー
2026年2月27日 更新