数学を学ばずに数学的思考が身につく良書 深沢真太郎
「数学」と聞くと、苦手だったためにかつての嫌な記憶が蘇ったり、アレルギーを感じる人も多いようです。一方で人生や仕事を思いのままに進めることができている人はみんな思考が合理的で、物事の本質を掴むこともうまく、常に最適解を得ることができています。彼らの共通点は数学的思考を身につけていること。そして面白いことに、彼ら全員が大学で数学を学んだわけでもなく、数学の成績が良かったとも限りません。本当の意味で使える数学的思考は、今からでも身につきます。ぜひ参考にしてください。
あらゆる場面の問題解決に転用できる
数学の重要な特徴が「問題に対して答えを出す」ということです。特にビジネスの世界ではそれを問題解決と呼び、仕事術の基本とされています。しかしながら僕が常々思うことは、「それは学生時代に数学ですでに学び終えているよね」ということです。答えを出したいすべての人に読んで欲しい1冊です。
数学は機械のもの?人間のもの?
生成AIを活用することが常識になる時代。より人間に求められるのが「身体性」です。ですから数学はこれからより「身体性」を意識した学び方に変える必要があります。機械のように問題を解くだけのスキルは、もはや人間には要りません。概念として、世界として、感性として、数学を人生に展開できる人になってください。
僕の「数学的」にもっとも近い感性の1冊
ひとくちに「数学的思考」と言っても専門家によってその定義や切り口は様々です。本書はビジネススキルとしての数学的思考と極めて親和性の高い内容になっており、僕の考える「数学的思考」と目指すものが一致しています。ビジネス数学に関心のある人はぜひ読んでみて欲しいですね。
数学に計算は要らない
数学の本質は論理です。そのことを真正面から語り、古代宗教、近代資本主義、経済などと絡めて論じるスタイルは唯一無二と言って良いでしょう。本書を読むといかに学校の教室で行われていた数学の授業が「表面的」であるかを痛感します。数学とは何だったのかを知りたい人へ。
数学を人生やビジネスで使うためのエクササイズ
僭越ながら僕の著書からも1冊だけご紹介を。数学の重要な特徴が「問題に対して答えを出す」ということです。しかしそのための思考法は突然身に付くものではありません。学校で体験する数学の授業とは一線を画した、本当に役立つ数学的思考を身につけるトレーニングを提案します。ぜひ楽しんでください。
ビジネスパーソンに「今から数学を勉強しなおしたいですか?」と尋ねると、ほとんどが「NO」と答えます。しかし「今からでも数学的思考を身につけたいですか?」や「今からでも数学者のような頭脳が欲しいですか」と尋ねると、ほとんどが「YES」と答えます。これが多くのビジネスパーソンの本音です。ならばその願いを叶えるようなものをご紹介したい。そう思って選書いたしました。ぜひ数学のように合理的で無駄のない、しかしながら美しい人生を。
2026年1月22日 更新