「本の街」からオススメの人文書を発信【Part11】
人文学とは「人間とは何かを探求する学問」で、私たちを知的で教養ある人間へ成長させてくれます。多くの古書店や新刊書店、出版社が集まる神田神保町には様々な人文書が集まります。世界に誇る「本の街」からオススメの人文書を発信するのが「本の街 神田神保町発!人文書 自信のオススメ」レーベルです。
『差別はたいてい悪意のない人がする』キムジヘ(著)、尹怡景(訳)/大月書店
2021年11月3日放送NHK Eテレ「ハートネットTV」、差別とジェンダー特集にて本書紹介と翻訳者インタビュー放送予定。あらゆる差別はマジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた 排除の芽に気づき、多様性と平等を考える思索エッセイ。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『ジェンダー秩序』江原由美子/勁草書房
『ここまで変わった日本史教科書』高橋秀樹、三谷芳幸、村瀬信一/吉川弘文館
あなたが中学校・高校で学んだ日本史は過去のもの? 中学生・高校生が学ぶ日本史は不変のものではない。相次ぐ発掘調査や新史料の発見で、人物や事件、時代のイメージは見直され、教科書の内容は書き改められていく。日本史教科書の現在(いま)を知るために、旧石器から平成まで四六のテーマを設け、この数十年の記述の変化とその根拠となる研究の進展を教科書の専門家が解説する。Q&Aなどの付録も充実。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』今井しょうこ/創元社
『六波羅探題』森幸夫/吉川弘文館
承久の乱後に京都に置かれた鎌倉幕府の出先機関、六波羅探題。洛中の治安維持と裁判を担い悪党の鎮圧を任されるなど、西国統治に重要な役割を果たした。北条一門の有力者が任命され、執権・連署に次ぐ重職とされた実態はいかに。朝廷や大寺社とも折衝しつつ、機能を整えていった変遷を辿り、政治家としての力量が問われた探題北条氏の姿を描く。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『戦国乱世の都』尾下成敏/吉川弘文館
『アンガーマネジメント トレーニングブック 2026年版』日本アンガーマネジメント協会/ミネルヴァ書房
人間関係の複雑化や価値観の多様化に伴い、学校や職場、また家庭のなかでも子育てや介護などと現代人はストレスフルな状況に直面し、怒りの感情を抱くことがふえています。そこで社会的に注目が高まっている「アンガーマネジメント」を、身近な「社会人としてのリテラシー・スキル」として、日常生活の中でより活用・実践しやすい手帳にすることで、日々の取り組みの効果を見えやすくし、「怒りの体質改善」につなげます。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『セラピストのための子どもの発達ガイドブック』ディー・C.レイ/誠信書房
『味の台湾』焦桐(著)、川浩二(訳)/みすず書房
現代詩と料理のレシピを融合させた異色の詩集『完全強壮レシピ』により名を馳せた詩人は、十数年にわたり台湾じゅうを食べ歩き、庶民に親しんだ食べものを味わいつくした。台湾の味わいを、時に甘やかに、時にほろ苦く描き出し、台湾飲食文学の聖経と評された『味道福爾摩莎』より60篇を厳選。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『中国料理の世界史』岩間一弘/慶應義塾大学出版会
『地図と写真でみる半藤一利「昭和史1926–1945」』地理情報開発(編)/平凡社
シリーズ累計100万部のベストセラー、その核となる“歴史探偵”こと半藤一利氏の名作『昭和史 1926-1945』(平凡社ライブラリー)の副読本的地図帳がついに登場しました。「滿洲經濟地圖」(1938年)など基礎史料から起こした豊富な地図群と登場人物の肖像写真、ひと目でわかる人物相関チャートやカラーで蘇った貴重な写真などが満載!この1冊で昭和史の理解が一気に深まります。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『日本の歴史をよみなおす』網野善彦/筑摩書房
『ブックセラーズ・ダイアリー』ショーン・バイセル(著),矢倉尚子(訳)/白水社
著者は三十歳のとき、クリスマスの帰省中に、立ち寄った老舗古書店「ザ・ブックショップ」を衝動買いしてしまう。大手書店チェーン、のちには巨大資本アマゾンと電子書籍化という手ごわいライバルが行く手に立ちふさがる。時に奇天烈、時に傍若無人な日々の客たち。有能だけど変人の度が過ぎる従業員。大人気イベントである秋のブックフェスティバルで起こる騒動の数々。心ゆさぶられる遺品買取。個人書店の店主は、毎日がサバイバル・ゲームだ。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』サンキュ−タツオ/KADOKAWA
『6つの物語でたどるビッグバンから地球外生命まで』マシュー・マルカン、ベンジャミン・ザッカーマン(編)、岡村定矩(訳)/日本評論社
宇宙の起源と進化の最新の話題を、最もふさわしい著者6人が、いきいきと語る。豊富な訳注で、その魅力を余すところなく伝える。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『すごい物理学講義』カルロ・ロヴェッリ/河出書房新社
『教養としての認知科学』鈴木宏昭/東京大学出版会
人間はどのように世界を認識しているか? 「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた、知性の意外なまでの脆さ・儚さと、それを補って余りある環境との相互作用を、記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『言語学バーリ・トゥード』川添愛/東京大学出版会
『団体旅行の文化史』山本志乃/創元社
団体旅行というと、「旅行のワンパターン化」「旅行の画一化」といったネガティブな側面が強調されがちであるが、その発展によって、旅の大衆化や多様化が進んだのも事実である。本書では、修学旅行、団体参拝、社員旅行など、日本における団体旅行のあゆみを文化史的にとらえ、草創期の文献資料や聞き取り調査を手がかりに、旅の大衆化、団体旅行が社会にもたらした影響を多角的に考察する。
■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『中国料理の世界史』岩間一弘/慶應義塾大学出版会
2026年9月30日 更新