「本の街」からオススメの人文書を発信【Part12】
人文学とは「人間とは何かを探求する学問」で、私たちを知的で教養ある人間へ成長させてくれます。多くの古書店や新刊書店、出版社が集まる神田神保町には様々な人文書が集まります。世界に誇る「本の街」からオススメの人文書を発信するのが「本の街 神田神保町発!人文書 自信のオススメ」レーベルです。
『ジェンダー・トラブル 新装版』青土社/ジュディス・バトラー(著)、竹村和子(訳)
権力はいかに言説のかたちをとって身体・精神・欲望を形成するのか。女と男の弁別が身体の自然に根ざすとする本質論的前提をくつがえし、セクシュアリティ研究の方向を決定づけたフェミニズム/クィア理論の最重要書。哲学、人類学、文学理論、精神分析のテクストに折り重なる言説を縦横に扱いつつ、ジェンダー化と本質論/ジェンダー化における本質論の問題を鋭く見すえる。
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『ジェンダーと脳』ダフナ・ジョエル/紀伊國屋書店
『犬神家の戸籍』遠藤正敬/青土社
戦後の転換期、すなわち敗戦から民主化へと向かう新旧の制度や慣習が入り交じった時期に書かれた、横溝正史の代表作にして、探偵小説の金字塔『犬神家の一族』。犬神家の複雑かつ血みどろの人間模様を紙上で規定していたのは「戸籍」であった――。精緻な読解と検証を通じて、日本社会に根強く残る「血」や「家」の秩序と価値観を炙り出す、血に塗れた「紙の上の家族」の日本史。
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『戦国乱世の都』尾下成敏/吉川弘文館
『水中の哲学者たち』永井玲衣/晶文社
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。
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『社会科学の哲学入門』吉田敬/勁草書房
『医療民俗学序説』畑中章宏/春秋社
「疫病は民俗社会にも、多くの苦難を与えてきた。しかし、疫病をもたらすものは私たちの内部と外部を行き来し、長いつきあいを重ねていくなかで交渉の余地がある存在であることを察知していたのではないだろうか。これから先も続いていく「新型」との関わり方においても、民俗の記憶と手段は、どこかで参考になるのではないだろうか――。」(本文より)民俗学的視点で疫病や天変地異といった「厄災」と日本人の関係を考察し、その諸相から現代的価値をあぶり出す、災いのフォークロア。
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『セラピストのための子どもの発達ガイドブック』ディー・C.レイ/誠信書房
『社会科学の哲学入門』吉田敬/勁草書房
伊勢田哲治氏推薦! 社会現象をどう捉える? 社会科学は普遍的といえるか? 研究者の価値観をどう取り除く? 社会科学は自然科学に還元されるのか? 社会科学の哲学とは、こうした社会科学に関する様々な問題を哲学的に問う科学哲学の一分野である。6つの問いを出発点に、基本用語と対立軸を丁寧に解説する、初学者のための待望のガイドブック。
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『寝るまえ5分のパスカル』アントワーヌ・コンパニョン/白水社
『思考を鍛えるレポート・論文作成法 [第3版]』井下千以子/慶應義塾大学出版会
累計 3 万部の好評レポート・論文入門書の第3版。文献の調べ方・読み方から、フォーマットを使った書き方までを懇切丁寧に解説!
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『文系のための統計学入門 第2版』ディー・C.レイ/誠信書房
『神々の沈黙』ジェインズ・ジュリアン(著)、柴田裕之(訳)/紀伊國屋書店
デヴィッド・ボウイが「人生を変えた本」として、村上春樹が「くり返し読んでいる本」として取り上げている、知られざるロングセラー。人類が意識を持ったのは今からわずか3000年前のこと。それ以前の古代文明は右脳に囁かれる神々の声に従った<二分心>の者たちが担ったものだ..。人類が意識を持つ前の人間像を示し「意識の誕生」をめぐる壮大で大胆な仮説を提示する。哲学、心理学、歴史解釈をはじめ多方面で論議を呼んだ画期作。
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『意識はどこから生まれてくるのか』マーク・ソームズ/青土社
『戦国乱世の都』尾下成敏、馬部隆弘、谷徹也/吉川弘文館
戦国時代、室町幕府や細川京兆家は弱体化し、都の文化人は地方へ下った。一方、洛中洛外では新しい町(ちょう)が形成され、豊臣・徳川のもとで巨大都市化が進む。政治・都市・文化の様相を描き出し、戦国乱世の都の姿を追う。
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『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』今井しょうこ/創元社
『20世紀のグローバル・ヒストリー』北村厚/ミネルヴァ書房
高校歴史教科書の知識をベースに、西洋史・東洋史と日本史を結びつけ、複雑に入り組む20世紀の歴史を同時的に描く。人種主義やジェノサイドなど、人類共通の問題群を主軸に据え、各国の視点からではなく、世界史上の出来事のトランスナショナルな関係性を重視するグローバル・ヒストリーの視点から、世界現代史の再構築を試みる。大人が学び直すための世界現代史入門として最適。
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『コード・ガールズ 日独の暗号を解き明かした女性たち』ライザ・マンディ/みすず書房
『コード・ガールズ 日独の暗号を解き明かした女性たち』ライザ・マンディ(著)、小野木明恵(訳)、小谷賢(解説)/みすず書房
日本軍の真珠湾攻撃が迫る1941年11月、アメリカ海軍から東部の名門女子大に宛てて「秘密の手紙」が送られはじめた。そこには、敵国の暗号解読に当たれる優秀な学生がほしいと記されていた。
第二次世界大戦中、米陸・海軍に雇われ、日本やドイツなど枢軸国の暗号解読を担ったアメリカ人女性たちがいた。外国語や数学をはじめとする高等教育を受けた新卒者や元教師らが全米各地から首都ワシントンに集い、大戦末期には男性をしのぐ1万人以上の女性が解読作業に従事した。
その働きにより、日本の外交暗号(通称パープル)や陸軍の船舶輸送暗号が破られ、枢軸国側に壊滅的な打撃を与えた。ミッドウェー海戦での米軍の勝利、山本五十六連合艦隊司令長官の殺害作戦の陰にも彼女らがいた。一方、大西洋戦域においてはドイツのエニグマ暗号を解明してUボートの脅威を排除し、ノルマンディー上陸時の欺瞞作戦でも活躍した。こうした功績がきっかけとなり、それまで女性には閉ざされていた政府高官や大学教授など高いキャリアへの道が切り拓かれることになる。
戦後も守秘義務を守り、口を閉ざしてきた当事者らへのインタビュー、当時の手紙、機密解除された史料などをもとに、情報戦の一翼を担った女性たちに光をあて、ベストセラーとなったノンフィクション。口絵写真33点を収録。解説・小谷賢。
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『言語学バーリ・トゥード』川添愛/東京大学出版会
2026年10月21日 更新