書店員のおすすめー2025年11月
三省堂書店で仕入を担当する書店員が毎月のおすすめをご紹介。
膨大な出版物の中から、今おすすめの一冊を選ぶ——。
三省堂書店で仕入を担当する書店員が、毎月のおすすめ本をご紹介します。話題の新刊はもちろん、埋もれた名作や季節にぴったりの一冊など、選書の視点は“売場の最前線”ならでは。
日々の暮らしに寄り添い、ちょっと豊かにしてくれる本との出会いを、どうぞお楽しみください。
『お金の不安という幻想』田内学/朝日新聞出版
元トレーダーの著者がお金の不安をいろいろな角度から見つめ直します。「これはお金の不安から抜け出すための本だ」と言います。「いつまでお金に支配されなければいけないのか」などの8つの問いから、働くこと・稼ぐこと・生きることを結び、私たちの思い込みをほどいていき、新しい安心へと背中を押してくれる1冊です。
『サラブレッドはどこへ行くのか』平林健一/NHK出版
世界で最も馬券が売れる国・日本が抱える「引退馬」という産業課題。経済動物として生まれ、生きて死んでいくサラブレッドの一生を丹念に追い、引退馬がたどる厳しくも繊細で複雑な課題現状から、余生も活躍してもらう新しいビジネスモデルまで。競馬の未来のために、出来ることのヒントを書いたノンフィクションです。
プレイバック書店員のおすすめ 2015年11月
懐かしいあの本・今も人気のあの本。
過去のおすすめも出会ったときが新刊です。
『14歳からの宇宙論』佐藤勝彦(著) 、益田ミリ(マンガ)/河出書房新社
宇宙はどうやってはじまったの?今どうなっているの?終わりがあるの?宇宙の歴史138億年を1冊でおさらい。宇宙入門の決定版です。宇宙論の第一人者が14歳にもわかりやすい言葉で、でも科学的に詳しく、宇宙のすべてを解説。もちろん大人が読んでもわくわくします。益田ミリさんの書き下ろしマンガもついてます。
『だれもが知ってる小さな国』有川浩/講談社
佐藤さとるさんの『コロボックル物語』を受け継いで、有川さんが新たなコロボックル物語を描いたのがこちら!はち屋の少年ヒコと、彼が出会う小人・ハリーの長い間にわたる友情の物語。ヒコの友人ヒメや、ミノルさんなど、どの登場人物もとっても魅力的で、ずっとこの世界に浸っていたくなっちゃいます。『コロボックル物語』を未読の方でも大丈夫ですが、きっと読み終わった後は原典を読みたくなること間違いなしです!
『聞け!オキナワの声』仲宗根勇/未来社
闘争現場に立つ元裁判官 仲宗根氏が辺野古新基地と憲法クーデターを斬る。キャンプシュワブゲート前で演説した音源付き。耳から入る仲宗根氏の言葉は相当な迫力です。
2025年11月20日 更新