





書店員のおすすめー2025年10月
三省堂書店で仕入を担当する書店員が毎月のおすすめをご紹介。
膨大な出版物の中から、今おすすめの一冊を選ぶ——。
三省堂書店で仕入を担当する書店員が、毎月のおすすめ本をご紹介します。話題の新刊はもちろん、埋もれた名作や季節にぴったりの一冊など、選書の視点は“売場の最前線”ならでは。
日々の暮らしに寄り添い、ちょっと豊かにしてくれる本との出会いを、どうぞお楽しみください。
『科学的に証明された すごい習慣大百科』堀田秀吾/SBクリエイティブ
言語学者として多方面で活躍する著者が贈る日常にすぐ役立つ「習慣」の科学。意思の力に頼らず続けられる工夫を、科学的根拠とユーモアを交えてわかりやすく解説。紹介される112の具体的テクニックは、読んでいるうちに「これならできそう」と思えるものばかり。気づけばページをめくる手が止まらなくなる、大百科的な魅力にあふれた実用書です。
『イイダ傘店の布・全記録』飯田純久/青幻舎
オーダーメイドの傘屋さんの20年間で作成した傘のテキスタイル集。デザインも生地の風合いも1点ずつ違い個性的です。ひとつずつ丁寧に手作りされた、自分だけの1本の傘と出会い使う喜び伝えたい。傘と傘を使う人への愛と思いやりが伝わる1冊です。
プレイバック書店員のおすすめ 2015年10月
懐かしいあの本・今も人気のあの本。
過去のおすすめも出会ったときが新刊です。
『コーチングとは「信じること」』生島淳/文藝春秋
今年ラグビーの試合をはじめて見たという方も多いのではないでしょうか?感動を呼んだあの南アフリカ戦の奇跡の勝利の秘密がこのエディヘッドコーチとの対話の中にあります。スポーツのコーチならずとも世界で戦うということを念頭にあらゆる分野の指導者におすすめしたい一冊です。
『コウノドリ 1』鈴ノ木ユウ/講談社
連載当初より話題となっていた『コウノドリ』。TVでも何度か紹介されたりしているので、タイトルだけでも聞いた事がある方は多いはず。
今回10月期のドラマ化が決定し放送開始となります。
主演は綾野剛さん。放送が楽しみですね。
産科医の現場をリアルに描き、そこで生まれる人間ドラマに胸を打たれます。
男性も女性も多くの人に読んでもらいたい作品です。
『モノは好き、でも身軽に生きたい』本多さおり/大和書房
ヒット作品『もっと知りたい無印良品の収納』をはじめとして、おしゃれな片付け本の第一人者・本多さおりさんの最新刊が刊行されました。
モノを捨てる、というよりも持つのは厳選されたものだけ、というコンセプトのもと、実際の「片付けられた」様子をきれいな写真で紹介します。この写真を見ているだけで楽しい気分になってきます。
2025年10月17日 更新