









教養をつけたい。知識を深めたい。勉強をしたい。今の自分を一歩進めて少しだけ新しい自分になりたい時にオススメの本を集めたのが「知の旅へ」レーベルです。
『身のまわりのすごい技術大百科』涌井貞美 ,涌井良幸/KADOKAWA
ボールペンや洗濯機など身の回りのモノから新幹線やドローンなどハイテクなものまで、たくさんのものを支える「技術」を簡潔に紹介しています。私たちは「すごい技術」囲まれて暮らしていいることがよくわかります。雑学本として広く浅く知りたい方に向いています。(R.S)
身近な家電やいつも使っている便利なものが、こんな技術で出来ているのか!と驚きます。読んでて楽しい目からウロコの1冊です。(A.S.)
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『もののけの日本史』小山聡子/中央公論新社
「もののけ」とは人間に憑いて苦しめたり。病気にさせたり、死に至らせたりするといわれる怨霊、死霊、生霊など霊のことだそうです。本書は古代から近代まで「もののけ」という言葉がどのように使われてきたのかを多くの資料からその変遷を辿っています。近代になって西洋医学で「もののけ」の存在は否定されていきますが、未知のものや自然への畏怖、大事にする気持ちは失わない方がいいのかなと思います。(R.S)
おばけ・妖怪・怪異など様々な呼び方とともに各時代で異なる印象をうけるもののけ。その系譜をたどることで見えてくる日本人の死生観などに迫った1冊。歴史学の視点から通史として霊を語った面白さを秘めている。(Y.N.)
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『LIMITLESS 超加速学習』ジム・クウィック、三輪美矢子(訳)/東洋経済新報社
著者のジム・クウィックさんはアメリカのブレインコーチで記憶力の改善、脳の最適化、加速学習の分野で知られる世界的エキスパートです。自分に限界があるという思い込みを捨てて、マインドセット×モチベーション×メソッドを組み合わせて学習の効果を最大化するのだそうです。400ページとボリュームがありますが広く浅く叙述されているのでこのジャンルを初めて読む方でも無理なく読めるのではないでしょうか。(R.S)
学習を始める前の学習参考書。今までの勉強の仕方って何だったんだろう、となってしまうこと間違いなし。(T.K.)
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『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美/ワニブックス
確かに著者の言う通り日本のニュースはあまり世界のニュースを扱わずアメリカ、中国、韓国、たまにイギリスとフランスをさらっと流す程度です。日本人が抱く世界各国のイメージと実態の乖離の説明は実際に長期に住んで現地の人々と付き合ってしか得られないので説得力があります。ネットが発達して世界のニュースの取得が容易な今だからこそ自分で判断するための情報をどのように収集するかじっくり考えるべきだと説きます。(R.S)
政治・常識・社会状況などのキーワードを用いて世界の姿をあらわにし、国外に目を向けるためのヒントが詰まった一冊。(Y.N.)
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『性からよむ江戸時代』沢山美果子/岩波書店
江戸時代は性に関しておおらかだったとの見方に問題提起をしている1冊です。史料から江戸時代の性的な観念やそれに伴う家族観などを読み解き、当時の人々の性に関わる経験が、克明に再現されています。(R.S)
性という視点から見た江戸とはいったいどういった時代なのか。これまであまりなかった切り口で江戸時代を考察した一冊。(Y.N.)
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『ゼロからつくる科学文明』ライアン・ノース、吉田三知世(訳)/早川書房
過去にタイムトラベルしたらタイムマシンが故障して未来に戻れなくなった。そのような窮地に本書を手に取り農地開墾から音楽指導まで文明を取り戻しましょう。ということで雑学、歴史、ユーモア、科学知識など文明作成マニュアルを色々楽しめます。(R.S)
地球上の文明を作る、成り立ちを楽しく紹介しているため、困った時(?)にも役に立ちます。(K.H.)
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『ふだんづかいの倫理学』平尾昌宏/晶文社
善く生きる、自律的に生きる、倫理学は自分の人生を考えるのに役立ちます。本書は倫理や道徳をわかりやすく解説しています。例えば「正義とはバランスをとるもので調整・分配・交換の3種類に分かれてそれぞれ司法・政治・経済的と扱う領域が異なります」など。倫理学を堅苦しい学問と捉えず身近な問題に適用できることを示そうとしていて好感が持てます。(R.S)
倫理学って何だろう?そもそも倫理って?と思った人に読んでもらいたい本です。倫理学を通して世の中を見るとこんなにおもしろい!読後は世界が違って見えます。(M.S.)
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『[図解]トヨタの片づけ』(株)OJTソリューションズ/KADOKAWA
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の重要性と効果をカラーページで解説しており図が多くて読みやすいです。片付けの大切さがよくわかり、片付けを継続すると自分の利益につながることもわかります。(R.S)
いつまでたっても片付かない…そんな後輩に薦めている入門書。仕事も家もこれ1冊で片付きます。(J.K.)
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『ウイルスは生きている』中屋敷均/講談社
ウイルスは敵で排除すべきものなのでしょうか?ウイルスは生物なのでしょうか?まずはウイルスの種類の多さや行動性に驚かされます。本書を読むとウイルスは私達と一緒に生きて役立っていることがわかります。ウイルスは生きているとしか思えません。
著者の中屋敷さんは神戸大学大学院農学研究科の教授で農学博士です。本書と同じ講談社のブルーバックスで「生命のからくり」「科学と非科学」も書かれています。(R.S)
ウィルス=病原体、じゃあ失礼です!ウィルスがいなければ哺乳類も生まれなかった、ウィルスの真価を堪能できる本。(E.M.)
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『壁を打ち破る34の生き方』NHK「プロフェッショナル」制作班/NHK出版
第一線で活躍中の、プロの「仕事」を徹底的に掘り下げる人気ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」。本書では2014年から2015年に番組に出演した34名の生き様と言葉を紹介しています。クレーン運転士は言います。「速くて一人前、優しくて一流」。一流の言葉は重く深いですね。(R.S)
「一流」の世界で生きている人達の仕事や普段の生活についてのこだわりを知る事ができ、挫折した時や、心が不安定な時の自分自身との接し方など、気軽に真似できる事も多かったので、参考になりました。(H.O.)
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2025年7月18日 更新