





練習前後に読んで上手くなる!ゴルフ入門書5冊
ゴルフを始めたばかりの人にとって、練習場やコースでの一打一打は期待と不安の連続です。「この打ち方で合っているのか」「どうしてボールが右に飛ぶのか」「練習しているのにスコアが伸びない」──そんな悩みを抱えたまま自己流で続けると、上達の道が遠のいてしまうことも。
そんな時に頼りになるのが、正しい知識と確かな理論をわかりやすく教えてくれる“良書”の存在です。本での学びは、練習の質を飛躍的に高め、スイングやマインドセットを整えてくれます。今回ご紹介するのは、初心者や再チャレンジ組に向けて特におすすめしたい入門書5冊。スイングの基本、ルール、メンタルまで、あらゆる角度からゴルフの世界へ案内してくれます。
さあ、クラブを握る前にページをめくってみましょう。きっとその一冊が、あなたのゴルフライフをもっと楽しく、もっと奥深いものにしてくれるはずです。
図解たっぷりで本当にわかりやすい!
『いちばんわかりやすいゴルフ入門』西尾和也/成美堂出版
「まずはこの一冊から」と言えるほど、王道中の王道なのが本書です。ゴルフクラブの握り方から始まり、アドレス、スイング、ショートゲーム、ラウンドの流れまでを一貫して丁寧に解説。初心者が最初にぶつかる疑問をことごとく取り上げ、イラストと写真で視覚的に理解できる構成となっています。
練習前に読むことで「今日はここを意識しよう」とポイントが明確になり、練習後に振り返ることで「なぜうまくいかなかったのか」を客観的に分析できます。まさに、ゴルフ学習の“辞書”とも呼べる存在です。
また、スイングの基本動作を段階的に説明してくれるため、自分の成長を確認しやすいのも魅力。最初の一冊としてはもちろん、復習用にも手元に置いておきたい一冊です。
知っておくべき“超基本”がここにある
『アマチュアが知らないゴルフの超基本』三觜喜一/日本文芸社
テレビやYouTubeでもおなじみ、人気ティーチングプロ・三觜喜一が初心者に向けて「本当に大切な基本」にフォーカスして解説した一冊。タイトル通り、「これだけは知っておけ」というポイントに絞って解説されており、冗長さがなくテンポよく読み進められます。
特に印象的なのは「クラブがどう動けば球が真っすぐ飛ぶか」という“クラブの理論”を最初に理解させてくれること。感覚に頼らない本質的なアプローチは、多くのアマチュアが「やっと腑に落ちた」と評価しています。
基本を軽視せず、確実な成長を目指したい方におすすめ。練習場でこの理論を意識するだけで、スイングの安定感がグッと増すはずです。
スイングの教科書は「ゴルフ一年生」でも安心
『予約が取れないレッスンプロが教える ゴルフ1年生のためのスイングの教科書』浦大輔/KADOKAWA
レッスン予約が困難なほど人気のティーチングプロ・浦大輔が、ゴルフ初心者に向けて書いた本書は、その名の通り「スイングの教科書」です。構え方、グリップ、体重移動、クラブの使い方といった基本要素を、一つひとつ順を追って丁寧に解説してくれます。
本書の魅力は、初心者目線を徹底していること。ありがちなミスや、つまずきやすいポイントにもフォーカスし、「どうすれば自然に上達できるか」をやさしくガイドしてくれます。
「とにかくわかりやすく教えてほしい」「難しい専門用語はまだちょっと……」という方にこそ読んでほしい一冊です。読むたびに「できること」が増えていく感覚を味わえるはずです。
SNSで話題のゴルフ理論を体系化
『ゴルフは基本がすべて!てらゆーのゴルフスイング大全』てらゆー/KADOKAWA
YouTubeやInstagramで絶大な人気を誇る“てらゆー”こと寺嶋佑介が、長年のレッスン経験をもとに執筆したのがこの『ゴルフスイング大全』です。SNSでは断片的になりがちな情報を、スイングの基本から応用まで一冊に体系化。動画を見て「もっと深く知りたい」と思ったファンには特におすすめです。
初心者向けでありながら、内容は非常にロジカル。クラブの軌道、フェース管理、リズムやタイミングといった要素をわかりやすく解説しており、ゴルフの物理的なメカニズムに興味がある人にも適しています。
練習前にポイントを確認し、実践しながら修正する——そんな使い方ができる、まさに“使える”スイング解説本です。
心の整え方がスコアを変える!
『ゴルフは「心の練習」で上手くなる 自己ベストを更新する即効のメソッド』児玉光雄/河出書房新社
いくらスイングが安定しても、ラウンドになると緊張やプレッシャーでミスを連発……そんな悩みを抱える方は多いはずです。そんな時に必要なのが、メンタルの整え方。
本書では、スポーツ心理学者である児玉光雄が、ゴルフにおける心のあり方や考え方を豊富な事例と共に解説。プレッシャーを味方にする方法、自信を持つためのセルフトーク、ルーティンの重要性など、実践的なメンタルトレーニングが詰まっています。
練習前に読めば心を落ち着かせ、練習後に読めば改善点に気づく。スイングだけでなく、心の状態まで整えることで、安定したパフォーマンスを発揮できるようになります。スコアアップを真剣に目指す人にとって、必読の一冊です。
本で“学ぶゴルフ”が、あなたの成長を加速させる
ゴルフは感覚だけではなかなか上達しません。理論を理解し、基礎を固め、実践を通じて改善していく──このサイクルを支えてくれるのが、信頼できる入門書たちです。
今回紹介した5冊は、ゴルフを始めたばかりの方が「最短距離で上手くなる」ための心強い味方。それぞれに特徴があり、視覚的な理解、理論の深掘り、実践的な教え、そしてメンタル面のフォローまで網羅されています。
練習の前に本を開けば、その日意識すべきポイントが明確になり、練習後に読み返せば原因分析と振り返りができます。“読む”と“打つ”を繰り返すことで、ゴルフは確実に上達していきます。
ゴルフ練習に「読書」という習慣を取り入れて、今日からワンランク上のゴルファーを目指してみませんか?
2025年5月30日 更新