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ワクワクやドキドキが止まらない‼【Part8】

本を読んでいる時にページをめくる手が止まらなくなり最後まで読まないと気が済まなくなったことはありませんか?謎解きや笑いや冒険など驚きに満ちた本がたくさんあります。手に汗握って息をのみ徹夜してしまうこともあるかもしれません。そんなワクワクやドキドキをお届けするのが「ワンダ?ワンダ!」レーベルです。

『カラスの親指』道尾秀介/講談社

道尾さんには何度かお会いしたことがあります。一度有楽町店の上に入っている喫茶店でお会いした際に道尾さんの大ファンだというスタッフのSを同行しました。日頃おしゃべりなSは感激のあまり無口になってしまいましたが、家から持ってきた道尾さんの著作にサインを頂いていたのが忘れられません。本書は騙され驚かされハラハラドキドキすること請け合いです。エンターテイメントの王道をいく一気読み間違いなしの作品です。(R.S.)

道尾秀介さんの最高傑作。人生の負け犬たちが巻き起こす最高の逆転劇は、本っ当に、最後の最後の最後まで騙される。本を読んだら、是非、映画も観て欲しい!(S.T.)

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

道尾秀介

講談社

ISBN: 978-4-06-276977-8

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ/東京創元社

『黒後家蜘蛛の会〈1〉』アイザック・アシモフ、池央耿(訳)/東京創元社

著者のアシモフといえば「われはロボット」のロボット三原則で有名です。「ファウンデーション」シリーズをはじめ作品の枚挙に暇がないほどのSF界の巨匠です。本書はそんなアシモフが「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」に発表した短編をまとめた短編集の1作目です。美食と雑談と多岐に渡る謎解きに溢れた安楽椅子探偵物でリラックスして楽しめます。(R.S.)

毎月の晩餐会に集まる5人の名士と1人の給仕。ゲストが持ち込むちょっとした謎を、一癖あるメンバーが推理し合う傑作パズルミステリ。晩餐会に私も加わりたい。(K.K.)

黒後家蜘蛛の会〈1〉 【新版】

アイザック・アシモフ,池央耿(訳)

東京創元社

ISBN: 978-4-488-16709-7

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『検察側の証人』アガサ・クリスティー/早川書房

『麦の海に沈む果実』恩田陸/講談社

恩田さんには二度お会いしたことがあります。恩田さんは物語の世界観の造形力がすごいと思います。本書でも舞台である全寮制の学園の設定が本当に秀逸で、恩田ワールドにどっぷりはまること間違いなしです。ミステリーとファンタジーが合体したストーリーにもやられます。(R.S.)

全寮制の学校を舞台にしたストーリー。秘密、失踪、破滅・・。不思議が織りなす、とにかくすごい世界観。恩田陸を味わったことのない人におすすめな1冊。(M.H.)

麦の海に沈む果実

恩田陸

講談社

ISBN: 978-4-06-273927-6

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『コンビニ人間』村田沙耶香/文藝春秋

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ、山田蘭(訳)/東京創元社

本書は「カササギ殺人事件」で翻訳ミステリの賞を総なめにしたアンソニー・ホロヴィッツの次作です。「カササギ~」がアガサ・クリスティへのオマージュなら本作はコナン・ドイルへのオマージュでしょうか。好みが分かれるのが入れ子構造なところですが、翻訳ミステリファンの方は一度お試し頂くのがよろしいかと思われます。(R.S.)

探偵が偏屈すぎるミステリです。想像の十倍くらい偏屈です。(H)

メインテーマは殺人

アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭(訳)

東京創元社

ISBN: 978-4-488-26509-0

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『検察側の証人』アガサ・クリスティー/早川書房

『秘密』東野圭吾/文藝春秋

東野圭吾さんの凄いところは作風が一定でないというところで、本当に色々なタイプの作品を生み出すことができる稀有な方だと思います。本作で東野さんは謎解きではなく涙腺を刺激することに専念します。間違いなく東野さんの傑作のひとつに数えられます。「泣きの東野」を読んでみたい方におすすめです。(R.S.)

2人で抱えていた秘密がいつしか1人の秘密になっていて、タイトルの意味深さを感じました。大好きな本です^_^(F)

秘密

東野圭吾

文藝春秋

ISBN: 978-4-16-711006-2

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『白夜行』東野圭吾/集英社

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午/文藝春秋

本作は2004年第57回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、同年第4回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞、2003年「週刊文春ミステリーベスト10」第2位、2004年「このミステリーがすごい!」第1位、同年「本格ミステリ・ベスト10」第1位と凄まじい受賞歴なのです。「ワンダ?ワンダ!」レーベルの中で一番の徹夜本かもしれません。(R.S.)

朝の通勤電車待ちに寝ぼけ眼で読んでいたら、終盤に差し迫るあたりで作者が仕込んでいた仕掛けに気づき、眠気が吹っ飛んだ。まるで、よくできた騙し絵のよう。自らの先入観に頭をひっぱたかれます。(Y.M.)

葉桜の季節に君を想うということ

歌野晶午

文藝春秋

ISBN: 978-4-16-773301-8

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『検察側の証人』アガサ・クリスティー/早川書房

『流浪の月』凪良ゆう/東京創元社

本書はボーイズラブを書いていた凪良ゆうさんの傑作で2020年の本屋大賞受賞作です。ボーイズラブではなく一般文芸小説ですが微妙な危うさがあります。一般的には誘拐事件の被害者と加害者という関係が年月を経て再開し動き出した時にどうなっていくのか。2人の関係から目が離せなくなります。(R.S.)

「赤の他人の青年と小学生女子が同居」と聞くとどう感じますか。真実が真実でなくならされる恐怖と明らかになっていく彼らの秘密にページをめくる手が止まりません。(T)

流浪の月

凪良ゆう

東京創元社

ISBN: 978-4-488-80301-8

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『白夜行』東野圭吾/集英社

『コンビニ人間』村田沙耶香/文藝春秋

村田沙耶香さんみたいな作家を他に知りません。一時作家仲間から「クレージーさやか」と呼ばれていたこともあったそうですね。作品の内容ももちろんですが題名だけでも「殺人出産」とか「丸の内魔法少女ミラクリーナ」など普通の小説の題名とは思えない素晴らしいタイトルが多いです。村田さんにはこの「クレージーさ」を維持して突っ走って欲しいです。(R.S.)

日常生活で良く使われている「普通」について考えさせられる作品です。第155回芥川賞受賞でもあります。自信を持ってオススメします。(O.K.)

コンビニ人間 (文春文庫)

村田沙耶香

文藝春秋

ISBN: 978-4-16-791130-0

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『何者』朝井リョウ/新潮社

『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』穂村弘/KAKADOKA

穂村弘さんにはトークイベントを行って頂いた際に一度お会いしました。とても才能に恵まれた方ですがお話もとても上手で大変面白い方だと思いました。短歌というとなかなかとっつきにくい感じがしますが、そんな思い込みは捨てて自然体でことばの力に身を委ねましょう。こんな私でも歌が詠めそうに思えてくるから不思議です。(R.S.)

短歌愛好者でも何でもないのですが、この本に出合って、この一瞬に視えているもの触れているもの聞こえているものがどんなに色鮮やかで大切なものなのか新ためて気づかされました。(T.T.)

短歌ください 明日でイエスは2010才篇

穂村弘

KADOKAWA

ISBN: 978-4-04-102645-8

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『妄想とツッコミでよむ万葉集』三宅香帆・相澤いくえ/大和書房

『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)、鼓直(訳)/新潮社

蜃気楼ってすごい言葉だと思いませんか。蜃気楼は大気中の温度差で光が屈折して浮き上がって見えたりさかさまに見えたりする現象だそうで、日本では富山湾の魚津市が有名ですね。逃げ水なんかも蜃気楼の一種だそうです。本作は蜃気楼の村マコンドが舞台なのですがこの作品をことばで形容するのは難しいです。怒涛の小説とでもいえばいいでしょうか。本当に規格外の金字塔だと思います。(R.S.)

ガルシア・マルケスは20世紀で最も影響力のあるこの小説で南米文学を世界文学の主流に送り出した。何度も読み返したくなる魔法の一冊。(R.S.)

百年の孤独

ガブリエル・ガルシア=マルケス(著),鼓直(訳)

新潮社

ISBN: 978-4-10-205212-9

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『あなたに不利な証拠として』ローリー・リン・ドラモンド/早川書房

『白夜行』東野圭吾/集英社

東野圭吾さんには一度お会いしたことがあります。本書を読んだ方におすすめの「幻夜」が発売になった時にご挨拶にお越し頂いてサイン本を作って頂きました。スノーボードがお好きで当時は貫井徳郎さんと一緒に滑りに行くことがあるとおっしゃっていました。最近のインタビューでは今の自分が存在する理由の8割方はスノーボードがもたらしてくれたと思っていると答えています。「スノーボードマスターズ」という国内屈指の大会まで開催しているスノボ狂なのです。映画のジャンルでフィルム・ノワールというジャンルがあります。犯罪映画といってしまえばそれまでですが、探偵ならまだしもギャングやジゴロのようなはみ出し者が主人公だったりして社会の暗黒面を描く暗さが特徴です。映画全体を通して夜の場面が多くて暗く悲観的でハッピーエンドになんてならないのですが映像的には非常にスタイリッシュでかっこいいイメージがあります。この小説はまさにフィルム・ノワールだと思います。(R.S.)

間違いなく東野圭吾の最高傑作である。幼い頃に事件に巻き込まれた1組の男女の物語なのだが暗い。しかしその暗さがいつしか心地良くなる。分厚いが一気読みしてしまう面白さである。(R.S.)

白夜行

東野圭吾

集英社

ISBN: 978-4-08-747439-8

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『コインロッカー・ベイビーズ』村上龍/講談社

『慈雨』柚月裕子/集英社

「お遍路さん」って言葉を聞いたことはありましたが詳しくはわからなかったので調べたところ、四国の弘法大師空海ゆかりの霊場八十八ヶ所を巡礼することでした。「同行二人」と言って遍路修行をしている時はいつも弘法大師様が共にいて、たとえ遍路修行者は複数人であっても、個人とお大師さまの「同行二人」だそうです。お遍路さんの服装といえば金剛杖、白衣、菅笠だそうですが、四国遍路の場合には金剛杖が弘法大師様そのものとされているそうです。本作で柚月裕子さんは警察の職務に従事する人間の心を濃厚な筆致で描いています。(R.S.)

雨は重力に逆らえず、行き先を選べず流れている。私たちも重力に逆らえない。ただ雨は降るときと降り方を変える。どんな状況でも自分の意志が入る余地があるはずだ。(K.Y.)

慈雨

柚月裕子

集英社

ISBN: 978-4-08-745858-9

■こちらの本をご覧になった方へのおすすめ
『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午/文藝春秋

2026年7月24日 更新

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