




ワーママFPがたどり着いた“お金の計算の先にある” ライフプラン
~家も教育費もあきらめない――独立系FP・伊達有希子さんに聞く、人生に納得できる家計設計~

日々の仕事や家事、育児に追われる中で、ふとよぎる“将来のモヤモヤ”。
そんな気持ちにやさしく寄り添ってくれるのが、2025年6月12日発売の新刊『漫画でわかる 一生お金に困らないライフプランの作り方』です。
著者は、独立系ファイナンシャルプランナーとして13年にわたり、数多くの家庭にライフプランを届けてきた伊達有希子さん。
本書に込められた想いや、ライフプランの本当の意味について、インタビューで伺いました。
(聞き手:スマートアイデア 代表・江尻)
『夫婦と子ども2人、世帯年収650万円。どうしたら家が買えますか?』 伊達有希子著 /大和出版
▼ インタビュー動画は、こちらからご覧いただけます。
「このままで大丈夫かな」――そのモヤモヤ、放っておかないで
——本書は、どんな方に向けて書かれましたか?
伊達さん:
最初は、共働きで子育て中の“ワーママ”の方たちに届けたくて書き始めました。
私自身もまさにその立場で、小学生2人を育てながらフルタイムで働いています。
だからこそ、「このままでいいのかな?」と感じる気持ちは、すごく分かるんです。
日々の忙しさに追われながらも、将来に対する漠然とした不安って、ふとした瞬間に出てくるものなんですよね。
ただ、執筆を進めるうちに、「これはすべての人に必要な本だ」と思うようになりました。
老後に漠然とした不安がある方、仕事はしているけれど将来がぼんやりして見えない人、自分の人生をどう進めていきたいのか整理したい人。
そういう方たちの“最初の一歩”になれたら嬉しいです。
「夫婦と子ども2人、年収650万円。どうしたら家が買えますか?」
——サブタイトルがすごく具体的ですよね。“うちのことかも”と思えるリアルさでした。
伊達さん:
実際に、相談に来られるご家庭でもこのくらいの年収帯の方がとても多いんです。
「家を買いたいけど、教育費も不安。何を優先すべきか分からない」
「キャリアも変わるかもしれないし、先が読めない」
「どうしたらいいのか分からない」
という方が本当に増えました。
最近は、住宅価格の高騰や教育費の負担も大きくて、かつ情報が多すぎて迷いやすい時代なんですよね。
YouTubeやInstagram、Web記事など情報はたくさんあるのに、見れば見るほど分からなくなる。
だからこそ、「我が家なりの基準」を持つことが何より大切なんです。
ライフプランを作ると、それが見えてくるようになります。

住宅も教育費も大事。でも“両立できる道”がある
——相談の中では、やはり「家と教育費」の両立に悩む声が多いのでしょうか?
伊達さん:
本当に多いです。
「家を買ってしまったら、子どもの教育を十分にしてあげられないのでは」と心配される方もいれば、逆に「教育にお金をかけすぎて、住宅ローンの返済が厳しくなるのでは」と不安に感じている方もいます。
でも、どちらかを諦める必要はありません。
大切なのは、「自分たちは何を大事にしたいのか」を整理した上で、家計全体のバランスを設計すること。
ライフプランを立てることで、「あ、こうすれば両立できるかも」というちょうどよいバランスが見えてくるんです。

「売らないFP」として13年。相談だけで続けてこられた理由
——伊達さんのこれまでのキャリアについても教えてください。
伊達さん:
2008年にAFP資格を取得して、最初は金融機関のファイナンシャルプランニング部門で働いていました。
そのときに約700世帯のお客様にライフプランを提供させていただいたのですが、「もっと中立な立場で、お客様と向き合いたい」と思うようになりました。
2012年に独立して、「商品を一切売らない、相談だけのFP事務所」を始めました。
当時はとても珍しいスタイルで、最初はとても大変でした。
でも、目の前の相談者さんの声に耳を傾け、「その人の人生に合ったプラン」を一緒に考えることを続けてきました。
「数字だけじゃなくて、“気持ちが整理された”感じがした」
「夫婦で話せてよかった」
そういった、相談を受けたお客様からの声が積み重なって、少しずつご紹介が増えていきました。
今では300世帯以上のお客様を、顧問契約などで継続的にサポートしています。
「ライフプランって、お金の計算だけじゃないんです」
——「ライフプラン=家計の収支シミュレーション」というイメージがありました。
伊達さん:
そうですよね。でも私が大切にしているのは、“どんな人生を生きたいか”という視点から考えるライフプランです。
たとえば、
「子どもとの時間を大事にしたい」
「キャリアをあきらめたくない」
「自分の趣味にもお金をかけたい」
そういった想いを丁寧にヒアリングして、その人の価値観に合った設計を一緒に作っていくんです。
プランを作る過程で、「私ってこんなふうに考えていたんだ」とご自身が気づくこともよくあります。
この“自分を知る”プロセスが、ライフプラン作成の本質だと私は思っています。
「モヤモヤの正体」がわかると、人生が少し動き出す
——プランを作ったことで、実際にどんな変化があったか印象的なエピソードはありますか?
伊達さん:
一番多いのは、「将来が見えたことで、行動できるようになった」という声ですね。
「不安だったけど、案外いけそうだと分かった」
「思い切って転職や副業に踏み出せた」
「“今”を楽しんでいいんだと思えた」
そういった小さな安心や気づきが、日々の選択を変えていくんです。

漫画で「むずかしくない」一歩を
——本書にはたくさんの漫画が収録されていて、すごく読みやすいですね。
伊達さん:
ありがとうございます!
FPとかライフプランって、なんとなく「難しそう」「自分とは関係なさそう」と思われがちですが、人生やお金に悩みがあるのは、みんな同じです。
だからこそ、まずは漫画で、ストーリーを追いながら“自分にも関係あるかも”と思ってもらえたら、と思い、この構成にしました。
未来の自分へ「安心」を贈りませんか?
「今の暮らしを回すだけで精一杯。将来のことまで考える余裕なんてない」
そう思う日こそ、人生のハンドルを自分の手に戻すタイミングかもしれません。
伊達さんは13年間、延べ1,000世帯以上の声を聴いてきました。
そこで彼女が一貫して見てきたのは、数字ではなく“人”の物語。
家を買うか迷う夫婦も、教育費に悩む親も、キャリアチェンジを模索する人も――
未来に向けた“あなたらしい選択肢”は、必ず存在すると証明してきました。
本書では、その知見を 「まんが×具体シミュレーション」 という形で凝縮。
ページをめくるたびに、家計のシートの奥に潜む《本当の願い》が浮かび上がり、「わたしはこれでいいんだ」と肩の力が抜けていく構成になっています。
もし、いま少しでも 「このままで大丈夫?」 と感じているなら、 あなたのモヤモヤが地図に変わる瞬間を、きっと本書で体験できます。

『マンガでわかる 一生お金に困らないライフプランの作り方』
夫婦と子ども2人、世帯年収650万円。どうしたら家が買えますか?
あなたの人生設計を、今日から“見える化”する最初のステップ。
気になった今が、一番早いスタートラインです。
ぜひ手に取ってみてください。

『夫婦と子ども2人、世帯年収650万円。どうしたら家が買えますか?』 伊達有希子著 /大和出版
三省堂書店めくる塾
\7/2(水)オンライン講座のご案内/
伊達有希子「“一生お金に困らない”ライフプランを作るコツ」
日時:2025年7月2日(水)19:00-20:00
形式:オンライン
受講料:3,300円
講座で得られること
モヤモヤが消えない理由と解決ステップ
夢を具現化するライフプランのプロセス
大切にしたいことを棚卸しするワーク ほか
▼詳細・お申込みはこちら
https://peatix.com/event/4438022
▼伊達有希子さんのInstagram
@yukko_fp

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2025年7月7日 更新